システムエンジニアでリーダーの不安

システムエンジニアでリーダーをしていると不安に思う時があります。それは、これまでよりも高い技術や知識、高いコミュニケーション能力を求められるということがあるからです。プロジェクト全体を管理するのがリーダーというポジションですが、クライアントとの打ち合わせやチームメンバーをまとめるといった普通のシステムエンジニアとは違う事が求められます。

また、だからこそプロジェクトが順調に進むか、それとも挫折してしまうのかは腕次第で責任も大きくなります。そのような状況なので不安も大きいのですが、その分やりがいも大きなものとなっています。これは「もの作りの面白さ」があり不安もありますが、とても楽しいものです。特にコミュニケーション能力が求められるのですが、チームメンバーも上手にまとめて、各自が存分に能力を発揮するようにしなければなりません。このように、クライアントやチームメンバーとコミュニケーションを取りながら、そうやってものを形にしていくという面白さがあるのです。

また、コミュニケーションのコツとして質問力をしっかりするということがあります。なぜかというと、システム開発でよくある失敗に「仕様の曖昧さ」というものがあります。これはクライアントからの要望をうまく引き出せずに、曖昧になってしまったという失敗です。これを防ぐには5W1Hを基本として、相手の伝え忘れやうまく言葉にできていない事を引き出す事ではっきりとさせます。

このように、リーダーには普通のシステムエンジニアとは別の統率力ある仕事の能力と資質が求められ、さらにコミュニケーション能力が特に重要となり不安もありますが、同時にやりがいも大きなものとなります。